「会長室」と聞いて、どのようなイメージをお持ちですか?
近年ですと日曜劇場のドラマ『半沢直樹』や『下町ロケット』に登場するような、重厚感とモダンな雰囲気を併せ持つ洗練された空間を思い浮かべる経営者様も多いかと思われます。
そこで今回は、豪華かつ落ち着ける会長室をデザインするコツをご紹介いたします。
異なる素材の仕上げ材を使用してアクセントをつける

こちらは、実際にドラマ『半沢直樹』の「東京中央銀行 頭取室」として使用されたセットです。
会長室では無いものの、トップの執務室にふさわしい圧倒的な重厚感があります。
近年、会長室に限らずオフィス空間全体で、床に2種類の異なる仕上げ材を使用するデザインが人気を集めています。
こちらのセットでも、タイルとタイルカーペットが組み合わせて使われています。このように異なる素材を張り分けることで、シックな雰囲気の中にも、ふっとリラックスできるような柔らかさや優しさを演出することができます。
(ちなみに、こちらのタイルカーペットは、TAJIMA社様の『タピスデリエ』という製品が使用されているとのことです。)
「タピス デリエ」は、伝統やモダンを感じる和紙をイメージしたランダムなライン柄。
上質な素材感に柄の繊細さや柔らかい色使いを合わせる事で、
シックな中にも優しさが感じられるデザインです。
重厚感がありつつもどこか懐かしいような居心地の良さがあり、
会議室や応接室、役員室などに多く採用いただいています。
また、高級感を感じる適度な厚みが心地よく、ホテルの床に選ばれることも多いシリーズです。
半沢直樹のセットでも、見事にその雰囲気を活かした空間が作られていました。
※TAJIMA社HPより引用⇨https://tajima.jp/flooring/news/hanzawa_01.html
モダンなオフィス家具で重厚感を演出
家具は、その空間の印象を決定づける「顔」のような存在です。
お部屋の中で大きな存在感を放つのはもちろんですが、毎日触れて使用するものだからこそ、親しみが湧きやすく、落ち着ける色味を選ぶのがおすすめです。

こちらも先ほどと同じく『半沢直樹』に登場した東京中央銀行の頭取室です。
茶系のレザーソファによって、モダンな雰囲気と重厚感が演出されています。
同系色で統一し、来客も落ち着ける空間に
ここまで高級感や重厚感の演出についてお伝えしてきましたが、そちらにばかり気を取られて「落ち着けない空間」になってしまっては本末転倒です。
会長室や役員室は、大切な来客をお迎えする場でもあります。普段から使用している方は慣れていくかもしれませんが、初めて訪れたお客様が緊張して商談に集中できないようでは、本当に良い空間とは言えません。
そのために重要になるのが「色味を統一する」ことです。ただし、全てを同じ色にしてしまうと、少し地味で面白みに欠けてしまいます。基本は同系色でまとめつつ、少しだけ柄を取り入れるなど、さりげない工夫を凝らすのが心地よい空間づくりのポイントです。
施工事例〜旭産業会長室〜
こちらは、弊社で実際に施工を担当したオフィスの会長室です。
空間全体を深みのある濃いめの色合いで統一することで、
重厚感と居心地の良さを両立させました。
窓のない一面の壁にはキャビネットを配置し、収納をひとまとめに集約。
床にはフロアタイルを使用いたしました。
・床材:TOLI 【ECT5107】
・天井:サンゲツ【FE76776】
・壁:サンゲツ【LV3225】


生かせる家具は残して使う、既存ストックに考慮したリフォーム
リフォーム工事の際、これまで使われていた家具などの『残置物』がそのまま残っていることがあります。まだ十分に使えるものを処分してしまうのは、大変もったいないことです。古い家具には、新品にはない唯一無二の良さがあります。既存ストックの観点からも、使える家具はなるべくそのまま活かし、新しい空間のアクセントとして再利用することをお勧めいたします。
施工事例〜イケダガラス様会長室〜
こちらも弊社で施工を担当したオフィスの会長室です。
備え付けのウォークインクローゼットと建具は非常に状態が良く、
特有の重厚な雰囲気があったため、そのまま既存利用させていただきました。
床材にはタイルカーペットを使用しております。


まとめ
テレビドラマ等で見かける魅力的なセットの多くは、各建材メーカーからの提供によるものです。
メーカーの公式サイトやSNSでも詳細に紹介されています。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。
(参照:リリカラ様⇨https://www.lilycolor.co.jp/interior/lilycolornote/200720.html )
とはいえ、ドラマのセットはあくまで映像作品のための空間です。実際に毎日業務を行うとなると、少し豪華すぎたり、かえって利便性が悪く感じてしまうこともあるでしょう。
見た目の重厚感だけでなく、座り心地の良さや落ち着きなど、「実際に使用される方に合った、使いやすい空間」をデザインすることが大切です。






















