検査済証がない住居・店舗ビルのガイドライン調査及び新耐震化工事 - 地震から守る耐震補強工事 T&D工務店

検査済証がない住居・店舗ビルのガイドライン調査及び新耐震化工事

ガイドライン調査 検査済証がない建物 新耐震工事 
SRP工法 スリット工法 

検査済証がない住居・商業ビルの新耐震適正化工事を行いました。検査済証が発行されていなかった為、ガイドライン調査を行い、是正適正化工事をおこなうと共に耐震工事を行いました。
既存の柱に対してスリット工法とSRP工法で補強を行いました。
今回はビル自体の取り壊しも検討されていたようですが、コストと工期を検討した結果、ガイドライン調査を行った上での耐震化工事の方が費用対効果が高い事が望めたので、こちらの工事を進めていくことになりました。

【ガイドライン調査の流れ】
https://and-td.com/guidlines-flow/

建築データ

構造:鉄筋コンクリート造 敷地面積:259.82m2  地上階数:6階 場所:台東区浅草 
築年数:45年 工法:スリット工法・SRP工法 

意匠検査是正工事

ガイドライン調査工事は大きく分けて、
意匠検査(目視で確認できるもの)と躯体検査(梁や柱の調査)を行います。
今回は1階にセブンイレブンさんが営業されている事もあり、
商品のストックを階段に置かれてました。
検査機関から【階段の通行・避難の妨げになる】という指摘を受けたので
移動させる等の是正を行い写真報告を行いました。
このような検査機関からの指摘事項を是正する適正化工事を行いました

スリット工法

補強対象の柱付近に専用の機械でスリット(切れ目)を入れます。
柱と壁に隙間を作ることで、地震時の揺れを緩和する働きがあります
特に鉄筋コンクリート造では、壁が柱や梁に直接接してると壁が破損しやすくなるそうです。

部分スリット工法

スリット工法には、部分スリットと完全スリットがあり
写真のように完全に貫通させず、部分的に目地のようにスリットを入れる工法があります
低騒音・低振動: 比較的小規模なカッターで切断するため、大規模な解体工事に比べて騒音や振動、粉塵を抑えられます。
くの場合、建物の片側から作業できるため、室内に立ち入る必要がありません。
そのため、マンションやオフィスなどで利用者がいる状態のまま工事を進められます。

SRP工法

この工法は、既存のコンクリート製の柱に、炭素繊維やアラミド繊維といった非常に強度の高い繊維でできたシートを巻き付け、特殊なエポキシ樹脂で接着・固定する工法です。
樹脂が硬化すると、繊維シートと既存の柱が一体化し、地震の力に対して格段に強い柱へと生まれ変わります。
柱に「ハイテクなギプス」をはめて、地震に耐える力を増強するイメージです。
大掛かりな重機を必要とせず、騒音や粉塵も少ないため、学校や病院、マンションなどで利用者がいる状態のまま工事を進めることが可能です。
また、従来の工法に比べて工期も短く済みます。

SRP工法

繊維シートは非常に軽くて薄いため、建物全体の重量がほとんど増えません
。そのため、建物の基礎に余計な負担をかけずに補強できます。
また、部屋の有効寸法もほとんど変わらない(部屋が狭くならない)のも大きな利点です。

耐震マーク

無事補強工事が終了し、
耐震マークが発行され、新耐震の認定が受ける事ができます。
ガイドライン調査もしているので、検査済証と同等の書類も発行されたので
建物の自体の安全性も確保され、資産価値の向上ができました。

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