内装リフォームをする際に、壁紙(クロス)を選ばれると思います。塗装もいいですがクロスは沢山の柄やカラーバリエーションがあります。その分かなり種類があり悩まれるかと思います。
今回は、壁紙を選ぶ際に基本的な考え方と気をつける事と、オススメの壁紙をご紹介していきたいと思います。
塗装より安価
一般的には塗装より安価で施工することができます。もちろん物量や範囲にはよりますが。
最近の飲食店等はスケルトン状態に直接塗装のケースが多いんですが、一般住宅やオフィスは壁紙を使用することが多いです。
壁紙の種類
- ビニールクロス
- 紙クロス
- 不織布
一般的にこの3種類が主に使われます。それぞれの特徴をご紹介していきたいと思います。
ビニールクロス
原料は塩化ビニール樹脂となっており、価格が安く、耐久性が強いです。
一般的の住宅リフォームで使用されることが多いです。特徴としては、
水や油汚れも水吹きで簡単に落とすことができます。種類も豊富なので、様々なデザインから選ぶことができます。
紙クロス
紙クロスは欧米で使用されることが多いそうです。輸入クロスと呼ばれたりします。
プリント加工やエンボス加工された商品が多いです。
化学材料を使用してないため、環境や健康面で安心できるメリットがあります。
ただ、ビニールクロスよりも薄く、下地を拾いやすいので下地処理がちゃんと出来る職人さんに依頼しないと、綺麗な仕上がりになりませんので、職人さんの技術は必要になってきます。
不織布(フリース)
紙のクロスと比べて破れにくく、 水に濡れても伸びにくいという性質から、接着の強くないのりでも張ることができるため、賃貸住宅でのDIYに向いています。ホームセンター等でも購入しやすいです。
剥がれやすい場合もあるので注意が必要です。
壁紙の機能性
- 消臭機能
- 表面強化
- 汚れ防止
- 抗菌
- 抗アレルギー
- 吸湿効果
- 防かび
- 防火
このようにクロスによってそれぞれの機能があり、種類によって特化してものもあるので、適した場所に使用するようにしましょう。建物の規定で特定されている場合もあるので、建物条件を確認する必要があります。
部屋ごとのおすすめの壁紙
玄関
お住まいの顔となる部分となると思うので、オブジェや絵を飾られる方が多いと思います。
その他にも姿見鏡などのインテリア類が多くなる場所なので、シンプルな白系なクロスがおすすめだと思います。アクセントクロスで一部分に柄物を入れる程度なら、オシャレにコーディネートできそうです。
リビング
リビングはシンプルな配色にするのがおすすめです。長く落ち着いて過ごせるように、柄もシンプルなものがいいと思います。壁紙が白系などの落ち着いた色にすれば、床材や家具等でデザイン性のあるものを選定して頂く事もできます。写真のように、天井の一部分にアクセントで木目調の壁紙を使用するのもお洒落です。
トイレ
トイレは機能性としては消臭効果があるものを使用することがおすすめです。色味としては白系よりかは色味が濃いものの方が汚れが目立ちづらいです。
また、面積も大きくはないので、少し派手なものだったり高価なクロスを使用してみるのもいいかもしれません。
子供部屋
子供部屋にはキャラクターや子供向けの柄やデザインを使用されるのもオススメです。
明るい色味を好まれるお子さんも多いです。保育園等では緑など温かみのある色合いが使用されたりしてます。
和室
最近では和モダンをテーマにお部屋をコーディネートされる方が増えています。
和紙や珪藻土のようなクロスもメーカーから発売されています。
畳や照明に合わせて、色味をこだわる事もできます。
まとめ
今回はクロスを選ぶ際のポイントをご紹介させて頂きました。
種類が多すぎて、悩んでしまうかと思いますがポイントを押さえていれば選ぶ際に役立つかもしれません。参考にしていていただけたら幸いです。